映画にまつわるランキングやリストのまとめ。

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メディアによって発表された映画の
ランキングやリストをまとめています。

速報性はありませんので、
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英国映画協会「イギリス映画100選」1~10位

1999年9月 イギリス『British Film Institute』
"The BFI 100"


20世紀の人気イギリス映画選

パブやディナーパーティーでのある会話。
「最高のイギリス映画って?」
「簡単だよ。『ドクター・ノオ』か『逢びき』だろ。」
「じゃあ『ウィズネイルと僕』とか『三十九夜』は?」

もちろん結論は出ない。

しかし世紀の変わり目は、イギリスの映画制作の一世紀を反映するのに
これ以上ない最適なタイミングだ。
「1番は何か」という答えようがない質問の答えを出そうとするより、
プロの好みがどういったものなのかを示すために、
多くの映画を見てきたイギリス映画の関係者の意見を集めるのがいいだろう。

1999年の初め、BFIは小冊子を作り、
イギリス中の映画、映画館、テレビ業界のすべての要素を網羅する1000人、
プロデューサー、監督、ライター、俳優、技術者、研究者、出品者、配給者、
エグゼクティブ、批評家にそれらを送った。
参加者は、20世紀中に公開され、強い印象を残した「文化的にイギリス」の映画を考えること、
(また、最大100作品までに投票すること)が求められた。
全部で25700以上の票が、820作品に投じられた。

最終的に選ばれた結果は読まずにはいられないものになった。
1935年から1998まで、70年に渡り、70人の国際的な才能ある監督の作品が名を連ねた。
1位はキャロル・リードのクラシック、『第三の男』である。
主要登場人物のジョセフ・コットン、オーソン・ウェルズは共にアメリカ人であるにも関わらず、
イギリス映画中のイギリス映画だ。
続く2位は『逢びき』、イギリスからしか生まれえない、荘厳な抑圧されたロマンスである。
これら2本の映画には、トレヴァー・ハワードが出演しており、
また、興味深いことに両作品とも同じ撮影監督、才能あるオーストラリア生まれの
ロバート・クラスカーによって撮られたものである。

トップ10は、当然と言えるいくつかの名前により構成された。
デヴィッド・リーンによる3作品、他はアルフレッド・ヒッチコック
(1999年に100周年を迎えた)、ニコラス・ローグ、ケン・ローチ、キャロル・リード
ロバート・ハマー、マイケル・パウエル&エメリック・プレスバーガーによる作品だが
素晴らしいことに、10位は1990年代の映画、ダニー・ボイル監督による
『トレインスポッティング』である。

トップ10は賞賛されているクラシックで占められている。
『第三の男』、『逢びき』、『アラビアのロレンス』、『三十九夜』、
『大いなる遺産』、『カインド・ハート』、『赤い靴』、
これらはすべて深く愛されている、イギリス人のお気に入りであり、
その賞賛に値するものであるが、そこには、同様に『トレインスポッティング』や、
ケン・ローチの『ケス』、ニコラス・ローグの『赤い影』も入っている。
これらは映画制作の中でもより神経質な作品であり、
心地よい安心感とクセのあるシャープさの素晴らしいバランスがトップ10を
とても魅力的にしている。

BFI100のどこを取っても、隅々まで等しく魅力的だ。
サイレント映画はない。ドキュメンタリーは1本だけ。1930年代からは3作品、
(最も古いものは1935年に制作されたヒッチコックの『三十九夜』である)
1940年代からは16作品、1950年代からは10作品、1960年代からは26作品、
1970年代からは10作品、1980年代からは18作品、1990年代からは17作品が選ばれた。
意外ではないが、シェイクスピアやディケンズからロディ・ドイルや
アーヴィン・ウェルシュまでの、文芸作品の翻案作品が強く目立ちつつも、
『Carry On』がリストにふらっと入ったように、
教養のあるものと無教養なものが易々と混ざっている。

1960年代のアイコン、マイケル・ケインやジュリー・クリスティは、
それぞれ、BFI100の中の7本、6本の映画に主演している。
しかし、役者の"トップ"はアレック・ギネスであり、
トップ10内の『アラビアのロレンス』、『大いなる遺産』、『カインド・ハート』の
3作品を含んだ、見事9作品に出演している。
デヴィッド・リーンは100作品中の6本を監督し、さらにノエル・カワードと共同監督もしている。
一方、カワード、リチャード・アッテンボロー、ローレンス・オリヴィエ、リンゼイ・アンダーソン、
モンティ・パイソンチームの2人は俳優と監督の両方で現れている。

1960年代には、リンゼイ・アンダーソンや、カレル・ライス、トニー・リチャードソン、
ジョン・シュレシンジャー、ジョセフ・ロージーがリードした、純粋なドラマだけでなく、
社会的な問題に焦点を当てることが許された作品が、怒りの声に好まれるようになった。
その10年における、イギリス映画の大きな変化を強く表している作品がリストに入っている。
実際には、シュレシンジャーは100作品中、4本(パウエル&プレスバーガーと共に)、
トニー・リチャードソンは3本ランクインしている。

1990年代の17作品は、最近のものであり、より記憶に残っているため、
リスト入りしたのではないかという意見があるかもしれない。
ひょっとしたらそうかもしれないが、『エリザベス』や『ニル・バイ・マウス』、
『マイ・ネーム・イズ・ジョー』、『秘密と嘘』、『恋におちたシェイクスピア』のような映画が
どのようなイギリス映画100にも入るべきであることを主張するのは容易いことだ。
リストが、まさにイギリスの生活と時の形式の変化を反映しているように、
イギリス映画そのものは常に発展し続けている。
新たな映画制作者が現れ、新たな土地を開拓し、独自の視点を表現するのだ。

しかしながら、BFI100の鍵は、議論を引き起こすということにある。
もちろん、あの作品が入るべきだとか、これは入るべきではないという意見があるだろう。
もちろん、このリストに入っていないが、入るのが当然だと
熱く語られるような作品もあるだろう。
100作品の内のどれもが、この100年間に作られた全てのイギリス映画の
1%ほどを担いえるというだけなのだ。
BFI100は、私たちにとって、本当に優れた、時を超えたイギリス映画が作られているということを
思い出すための素晴らしいリマインダーとしてちょうど良いものである。
このすべてが、経験、記憶、想像、感情の多様なパレットなのだ。

このリストは、あらゆる議論のゴールではなく、スタートポイントとなることを
意図して、提供されるものである。
The BFI 100


1位 第三の男 (1949)
キャロル・リード / ジョセフ・コットン
The Third Man

2位 逢びき
 (1945)
デヴィッド・リーン / セリア・ジョンソン
Brief Encounter

3位 アラビアのロレンス
 (1962)
デヴィッド・リーン / ピーター・オトゥール
Lawrence of Arabia

4位 三十九夜
 (1935)
アルフレッド・ヒッチコック / ロバート・ドーナット
The 39 Steps

5位 大いなる遺産
 (1946)
デヴィッド・リーン / ジョン・ミルズ
Great Expectations

6位 カインド・ハート
 (1949)
ロバート・ハーメル / デニス・プライス
Kind Hearts and Coronets

7位 ケス
 (1969)
ケン・ローチ / デヴィッド・ブラッドレイ
Kes

8位 赤い影
 (1973)
ニコラス・ローグ / ドナルド・サザーランド
Don't Look Now

9位 赤い靴
 (1948)
マイケル・パウエル&エメリック・プレスバーガー / モイラ・シアラー
The Red Shoes

10位 トレインスポッティング
 (1996)
ダニー・ボイル / ユアン・マクレガー
Trainspotting

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